スポーツキッズを支える指導者と保護者の皆さんを応援します.

代表より

代表より

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設立趣旨

スポーツ活動は子供の健全育成に効果があるといわれています.
今の自分があるのも,幼少期から親しんできたスポーツのおかげだと思う部分は多くあります.
スポーツに育ててもらったことに心から感謝しています.
そして,今度は私がスポーツに恩返しをする番だと強く感じています.

SKJの設立を思い立ったのは今から2年前でした.
部活動顧問の体罰を理由として高校生が自ら命を絶つという痛ましい出来事があったときです.
「なぜ,好きなスポーツをしていて,そこまで追い詰められなければならなかったのか」
スポーツが高校生を裏切ったのだと感じました.

このような出来事を招いてしまった原因はどこにあるのかを探りました.
その問いは,私自身にも投げかけられました.
「私は何も動いていない」
この問題に無責任であった自分に気がつきました.

大学入学して間もない頃,ある講義でスポーツは楽しいものだと教えられました.
「冗談でしょ...」
講義担当の教授は間違っていると思いました.
「スポーツは理不尽なことに耐えながら,苦しんでやるもの」
「楽しいなどありえない」
これまでの経験から形成された私自身のスポーツ観はそのようなものでした.

しかし,スポーツを学んでみるとそれが「楽しいもの」とわかるようになります.
そうなると「これまで自分がやってきたことは一体何だったのか」と思い始めます.
この疑問が,私を研究の世界に導きました.

やがて,スポーツの「陰」の部分が理解できるようになります.
「子供が活き活きと活動できるスポーツ環境を作りたい」
研究に打ち込む理由は明確になりました.
しかし,現場でそのために必要な具体的な行動を起こしていたわけではありませんでした.

そのようなとき,2年前の出来事が起こったのでした.
悲しく辛い思いを持ったとともに,日本のスポーツ界に以前から存在していた体罰問題に対して,これまで何もできなかった自分の無能さを悔やみました.

「もうこれ以上,スポーツで子供を苦しめてはいけない」

私は,自分の思いを行動に移せない人間でした.
しかし,もう終わりにします.
勇気ある人間として,自分の責任を果たす決意をするときです.

そのときに書いた文章です.

体罰で人を動かすことはたやすいかもしれない.
しかし,そこで行動が変わったとしても,それは体罰を行う側に対する脅威が原動力である.
尊敬する指導者が体罰を行うのならば,部員はそれがよい指導であるとの認識を持つだろう.
そうした部員が将来指導者となったとき,やはり体罰を用いて指導を行うこともあるだろう.
体罰が部員にもたらすものは「意志に乏しい行動」と「誤った価値観の継承」である.

そして,最後にこう綴りました.

「この負の連鎖を今こそ止めなくてはいけない」

私はこの言葉に責任を持ち,自ら関与することで課題の解決に臨みます.
私たち大人が正しい知識を持つことで,子供の豊かな活動を支えるスポーツ環境を作ります.

しかし,私一人の思いでこの課題の解決が実現するとは考えていません.
それには,スポーツに関わる私たち一人ひとりの「自覚ある行動」が不可欠です.

SKJは指導者や保護者の皆さん,そして将来,指導者を志望する学生の皆さんに対して,子どもの自主性や自発性を引き出し,創造的な活動を支えるといった「これからの時代」に必要とされる指導力や支援力を身につけるための研修機会を設けます.

SKJの資源を利用して,子供がスポーツの恩恵を十分に享受できるよう,彼らのスポーツ活動を支えてほしいと願っています.
また,SKJは研修への参加を通じて皆さんから援助して頂いた資金を基に,世界の子供に「笑顔」を届ける試みを展開します.

SKJと共に,私たちを育ててくれたスポーツをさらによいものにして,次世代に伝えましょう.
それが私たちにできる,スポーツへの最大の「恩返し」だと考えています.

2014年12月
Sport for Kids Japan 代表
渋倉崇行

プロフィール

日本大学文理学部体育学科卒業,新潟大学大学院教育学研究科修了,名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士(後期)課程修了.博士(心理学).新潟工科大学助手,新潟県立大学准教授等を経て,現在は桐蔭横浜大学大学院スポーツ科学研究科准教授,一般社団法人スポーツフォーキッズジャパン代表.専門はスポーツ心理学.日本スポーツ心理学会認定スポーツメンタルトレーニング指導士.県立新潟南高等学校3年時に第71回全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)に投手,四番打者として出場.平成元年度優秀選手(財団法人日本学生野球協会).1972年1月生まれ,新潟県新潟市出身.

研究活動としては,指導者と部員との人間関係に大きな関心を持っている.具体的には,部員の心理的ストレス,ライフスキル,指導者の負担感,保護者の負担感に関する研究を行っている.近年は,青少年スポーツ指導者の指導力を育成する教育プログラムを作成し,実践している.また,フィリピン・セブ市の貧困層児童に対してスポーツ教育を実施しているNPOの支援活動も行っており,主に教育プログラムの開発と指導者の教育を手がけている.「スポーツで世界の子供に笑顔を届ける」をモットーとして,日々,研究と実践に奮闘中である.平成26年度日本体育学会学会賞受賞(一般社団法人日本体育学会).

桐蔭横浜大学スポーツ健康政策学部教員紹介
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